今年もよろしくお願いいたします。
2年にわたる新型コロナウィルス感染症との闘いは今年も継続しそうですが、一刻も早く収束を願うばかりです。

さて、昨年の手術成績は以下のようになりました。一日の手術枠数を増やしたことで昨年よりも手術件数は増えておりますが、手術待ちがなかなか短縮できず大変ご迷惑をおかけしております。現在3～5か月待ちになっております。

手術待ちを解消すべく今年の6月からは木曜日の外来枠をすべて手術日に変更し対応いたします。今年末には1～2か月待ちで手術ができるように目標をもっています。外来日が減ることにより大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

令和2年度の術中合併症は4例ありました。3例は眼内レンズをそのまま挿入することができ術後視力も良好です。1例はもともとチン小帯がかなり弱く、眼内レンズ挿入ができませんでしたが、後日改めて当院にて眼内レンズの強膜内固定を行い視力は良好です。

昨年度は893例中、376例（42％）が近隣の先生方からのご紹介でした。数ある眼科の中で当院を選んでいただいた患者様と当院へご紹介いただく近隣の諸先生方に深く感謝いたします。

令和2年度10月より京都府立医科大学の医師による硝子体手術を開始しましたが、今年は48例の硝子体手術を施行いたしました。いままで網膜硝子体疾患は紹介のうえ京都府立医科大学病院まで通院していただいておりましが、ほとんどが当院で対応できるようになり、患者様のご負担が激減しており満足していただいております。今後も最適かつ最新設備器機の導入によって、最新医療のご提供に努力しております。

今年もより多くの患者様に「安全で質の高い手術」を提供できるように、日夜努力を重ねていく所存でございます。

なかい眼科クリニック手術実績

※その他の手術には霰粒腫摘出術、翼状片手術等が含まれております。

※網膜光凝固術（レーザー）やヤグレーザーによる後発白内障手術、外来で行った霰粒腫摘出術は含めておりません。

なかい眼科クリニックの手術成績（令和3年度893例）

	例	％
術後眼内炎	0	0.00％
後嚢破損	3	0.3％
チン小帯断裂	1	0.1％

なかい眼科クリニックの白内障手術累計

	件数	術後眼内炎	後嚢破損	チン小帯断裂
計	5,747	0	20	8
確率		0％	0.3％	0.1％
平成22年度	110	0	0	0
平成23年度	276	0	1	1
平成24年度	270	0	0	1
平成25年度	324	0	0	0
平成26年度	424	0	2	1
平成27年度	447	0	1	1
平成28年度	448	0	2	0
平成29年度	477	0	3	1
平成30年度	499	0	2	0
令和元年度	759	0	1	1
令和2年度	820	0	5	1
令和3年度	893	0	3	1

なかい眼科クリニックの手術総数

	白内障手術	眼瞼	網膜	その他	合計
計	5,747	633	56	96	6,532
平成22年度	110	13	0	6	129
平成23年度	276	60	0	13	349
平成24年度	270	58	0	18	346
平成25年度	324	34	0	11	369
平成26年度	424	63	0	6	493
平成27年度	447	60	0	4	511
平成28年度	448	77	0	2	527
平成29年度	477	57	0	2	536
平成30年度	499	51	0	3	553
令和元年度	759	51	0	3	813
令和2年度	820	52	8	9	889
令和3年度	893	57	48	19	1017

※その他の手術には霰粒腫摘出術、翼状片手術等が含まれております。

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